滋賀県でアトピー治療といえばの、丘整骨院の院長坂口です。
今回は弱い肌とはどういう事か、というお話し。
弱い肌とは、主に2種類あって、1つは乾燥肌。
乾いているために、かゆみを感じやすくなった肌。カサカサする、荒れている状態のため、保湿が必須です。
肌の水分・皮脂が不足して潤いがなくなっている状態で、ドライスキンとも呼ばれます。
入浴後や洗顔後に肌がつっぱる、全身がカサカサする、などの症状がみられます。
特に乾燥しやすいのは、もともと皮脂の分泌が少ない、
ひじ、すね、膝、足の裏などの部位です。顔では頬や目、口のまわりなどが乾燥しやすくなります。
もう1つはデリケート肌。
かぶれ易いために、かゆみに過敏になった肌です。
化粧水がしみる、ヒゲを剃るとカミソリ負けする、といったように刺激に弱くなっている状態になります。
保湿をするにも、ちゃんとかぶれない方法を選ぶ事が大切です。
初めての薬や化粧品にも、「しみる」「痛い」「かゆくなる」という反応を示す事が少なくないので、
そういう方ほど肌活が必要で、放っておくと洗顔や化粧が困難になってきます。
ここで、肝心の皮膚のお話し。
ご存知でしたか?実は皮膚は人間最大の臓器なんです。なんと皮膚は広げれば畳一枚分にもなります。
もちろん人間1人分でです。
その皮膚で、外からの刺激に対してバリアとして、最もおおきな役割を果たしているのは、皮脂膜と角質層です。
この2つは、体の表面の水分の蒸発を防ぎ、うるおいを保つ。ほこりや細菌、アレルゲンといった刺激物を
はね返しています。皮脂膜は入浴や洗顔で洗い流されるため、保湿が重要になってきます。
そして、肌の生まれ変わりのサイクルを、ターンオーバー(新陳代謝)といいます。
表皮のターンオーバーの平均周期は20代で約30日。顔は約14日。かかとは約120日です。
つまり、今表面にある皮膚というのは、平均で約30日まえに肌の内部で生まれた皮膚なんです。
では、肌荒れと密接に関係のあるターンオーバーの乱れ。
その原因は様々ですが、特に毎日の生活習慣やライフスタイルと関連することが多く挙げられます。
具体的には、
・寝不足
・無理なダイエット
・ストレス
・食生活の乱れ(野菜不足・脂肪分過多)
・疲労
・冷え性
・タバコ
・就寝前の飲食・飲酒
・過量のアルコール
・便秘
・運動不足
などが挙げられます。
これらの原因によって、肌のターンオーバー(肌代謝)のサイクルが乱れると、
皮膚のキメが乱れたり、肌を守るバリア機能が低下して、肌荒れにつながります。
当てはまる項目はいくつありますか?
これらを改善したり、気を付けるだけでも、肌の状態は変わってきます。
1度、ご自分の生活習慣を見直してみてはいかがですか??