丘整骨院のブログ

Monthly Archives: 4月 2019

自称滋賀県ナンバーワンアトピー治療家の坂口です。

最近驚いているのですが、皆さんあまりにアトピーの事を知らなさ過ぎる!!

まぁこの辺りはド〇ターのせいもあるので、一概に患者さんが悪い訳ではないのですが。

少し前に、40代の男性の方で子供の時からアトピーを患っておられる方が、

お医者さんにもそんな話しされた事がないと仰られました。

特別な事を話したのではなく、人間の体の基本的な事をお話ししただけです。

薬を塗るタイミングであるとか、塗る量とか、本当に基本的な事をお話しさせて頂きました。

ただそれだけの事ですが、知らなかったとの事でした。

正直な所、そんな事では治りません。

けど、そういう細かな所を気を付けていけば、必ず治るんです。

お風呂上りは皆さん、薬を塗ってますと自信満々にはなされるのですが、

じゃあ、お風呂上り何分後に薬は塗っておられますか?と聞くと皆さんバラツキはありますが、

だいたい平均10分後とか15分後に塗っておられる方が多いです。

アトピーでない方で、肌に気を付けておられる方は、お風呂上り5分以内に保湿剤を塗っておられるに、です。

細かい事ですが、できていますか?

それだけで肌の調子が一気に代わる人もいます。

本当に簡単にできる事の一つですので、一度試してみて下さい。

お風呂上り5分以内に保湿剤を塗る。たったそれだけです。

まずは2週間、試してみて下さい。きっと肌の調子が変わりますよ。

滋賀県でアトピー治療といえばの、丘整骨院の院長坂口です。

今回は弱い肌とはどういう事か、というお話し。

弱い肌とは、主に2種類あって、1つは乾燥肌。

乾いているために、かゆみを感じやすくなった肌。カサカサする、荒れている状態のため、保湿が必須です。

肌の水分・皮脂が不足して潤いがなくなっている状態で、ドライスキンとも呼ばれます。

入浴後や洗顔後に肌がつっぱる、全身がカサカサする、などの症状がみられます。

特に乾燥しやすいのは、もともと皮脂の分泌が少ない、

ひじ、すね、膝、足の裏などの部位です。顔では頬や目、口のまわりなどが乾燥しやすくなります。

もう1つはデリケート肌。

かぶれ易いために、かゆみに過敏になった肌です。

化粧水がしみる、ヒゲを剃るとカミソリ負けする、といったように刺激に弱くなっている状態になります。

保湿をするにも、ちゃんとかぶれない方法を選ぶ事が大切です。

初めての薬や化粧品にも、「しみる」「痛い」「かゆくなる」という反応を示す事が少なくないので、

そういう方ほど肌活が必要で、放っておくと洗顔や化粧が困難になってきます。

ここで、肝心の皮膚のお話し。

ご存知でしたか?実は皮膚は人間最大の臓器なんです。なんと皮膚は広げれば畳一枚分にもなります。

もちろん人間1人分でです。

その皮膚で、外からの刺激に対してバリアとして、最もおおきな役割を果たしているのは、皮脂膜と角質層です。

この2つは、体の表面の水分の蒸発を防ぎ、うるおいを保つ。ほこりや細菌、アレルゲンといった刺激物を

はね返しています。皮脂膜は入浴や洗顔で洗い流されるため、保湿が重要になってきます。

そして、肌の生まれ変わりのサイクルを、ターンオーバー(新陳代謝)といいます。

表皮のターンオーバーの平均周期は20代で約30日。顔は約14日。かかとは約120日です。

つまり、今表面にある皮膚というのは、平均で約30日まえに肌の内部で生まれた皮膚なんです。

では、肌荒れと密接に関係のあるターンオーバーの乱れ。

その原因は様々ですが、特に毎日の生活習慣やライフスタイルと関連することが多く挙げられます。

具体的には、

・寝不足

・無理なダイエット

・ストレス

・食生活の乱れ(野菜不足・脂肪分過多)

・疲労

・冷え性

・タバコ

・就寝前の飲食・飲酒

・過量のアルコール

・便秘

・運動不足

などが挙げられます。

これらの原因によって、肌のターンオーバー(肌代謝)のサイクルが乱れると、

皮膚のキメが乱れたり、肌を守るバリア機能が低下して、肌荒れにつながります。

当てはまる項目はいくつありますか?

これらを改善したり、気を付けるだけでも、肌の状態は変わってきます。

1度、ご自分の生活習慣を見直してみてはいかがですか??

GWのお知らせです。

世間は10連休、長い人で12連休ぐらいになるんですか?

さて置き。

GWの問い合わせが多くなってきております。

丘整骨院ではこのGW(10連休)は予約のみ受け付けさせて頂きます。

基本的には前日までに予約をお願い致します。

当日の予約に関しては、LINEからのみの受付で、要相談になります。

もうすでにご予約も多数入っておりますので、ご希望の方はお早めにご予約をお願い致します。

 

今回はなぜアトピーが治らないかについてお話ししたいと思います。

アトピーの原因はお話ししましたが、原因が分かってなぜ治らないのか?

アトピーは不治の病なんかじゃありません。

治らない理由は、適切な治療ができていないだけです。

代表的なものとして、次のような事が挙げられます。

<間違っているアトピー治療>

ステロイドやプロトピックなどの薬で治そうとしている

タンパク質や脂質、糖質といった体に必要なエネルギーを過度に制限している

痒みや赤み、浸出液に対する臨機応変の対処法ができていない

正しいステロイドの塗り方・保湿選び・入浴法・汗の管理の指導がされていない

脱ステ・脱保湿をして良い時期とダメな時期の指導がされていない

そもそも治療する側がわかっていない

といった事が挙げられます。

ではどのようにしていけば良いのでしょうか?

肌の状態にもよるのですが、大事なのは、

肌を潤わせる

肌の内部の熱を冷ます

肌を清潔に保つ

この3つは基本として意識する事が大事です。

1つずつ説明しましょう。

①保湿をして、乾燥から皮膚を守る事は、アトピーでない人でも重要な要素です。

アトピーでない人でも乾燥を放置すれば徐々に肌が荒れてきます。

肌荒れがきつくなれば、やがてひび割れ出血する人も居ます。

そうすると、次に説明しますが、炎症を伴い、どんどん悪化していきます。

②次に、アトピーが出ている肌に触れてみて下さい。

少しでも熱を持った感じがすれば、それは炎症が起こっている証拠の一つです。

本当に簡単に説明すると、炎症が起きれば、ヒスタミンなどの分泌物せいでさらにアトピーが悪化します。

ですので、それを抑える事が重要です。

③汗をかいてそのままにしてませんか?

アトピーでなくても、汗を放置すれば肌荒れが起こる人もいます。

しっかりと肌の汚れを落とし、清潔に保つ事が大事です。

どれも、「塗る」「洗う」「お風呂の工夫」など、1分間もあれば出来る事ばかりです。

これをしっかりと継続する事が何よりも重要です。

継続する事によって肌が生まれ変わるのです。

アトピーの方は総じて肌が弱っています。

まずは弱った肌をしっかりとケアしてあげ、さらにそれを継続する事がアトピー改善の第一歩です。

 

丘整骨院院長の坂口です。

さて、今回はアトピーの対策について。

まずは、簡単にできる予防法から。

先日、小児アトピーを経験してないのに、突然アトピーを発症する人が増えてきているとお話ししました。

正直、自分がそうなったら怖いなと思う方も少なくないと思います。

ですので、まずはそうならないように、予防法の紹介です。

日常生活でできる予防法として何個か紹介致します。ホルムアルデヒド対策など、自分ひとりでは出来ない事もたくさんありますので、まずは自分の周りでできる事を行って下さい。

1. アレルギー反応を起こす原因物質を取り除く

特にダニ対策をしっかり行うことが大事です。

埃りや人間の毛髪、ペットの毛、フケや垢などはダニの餌であり、ダニの温床となります。

室内の掃除を小まめ行い、また、掃除をしやすいようにシンプルな部屋にすることも大事です。

では部屋の中で、ダニの温床となるものを避けるにはどうすればよいか?

まず床は絨毯よりフローリング、ソファは布製より、革製かビニール製の方が良いですね。

繊維の奥は中々きれいに掃除もしにくく、ごみが溜まってしまうため、ダニの温床となりやすいです。

また、ぬいぐるみ等は定期的に洗濯できたら良いですね。。洗濯が無理な場合、定期的に外に干すようにしましょう。

2.頻繁に換気を行う。

湿気が籠ったままだと、カビが発生しやすくなります。カビもアレルギーの原因物質ですので、

換気をする事は重要です。出来れば、ある程度時間を決めるなど、計画的に換気できれば良いですね。

3.週に1回は布団を戸外に干す。

これはダニ対策です。ただ、花粉やダニの除去率などの影響を考えると、

布団乾燥機を使用する方が良いかもしれないです。

そんな物無い!という方は、布団用の掃除機のノズルもありますので、

小まめに掃除機はかけるようにしましょう。

4.ペットは室外で飼う。

室内でペットを飼う家庭が増えていますね。しかし、アトピーの方が室内でペットを飼うのは、少々リスクが高いです。

まず、ペットの毛や体にはダニが住みやすく、アレルギーの原因になりやすいです。

一概にペットを飼う事自体が悪いわけではありません。

心の癒しにもまりますし、家族が増えるのですから、喜ばしい事です。

アトピーの方は飼い方や飼う環境に注意する必要があるだけです。

しっかりと清潔に飼えるように気を付け、ペットの抜け毛などは小まめに、

それこそ毎日掃除するなどの工夫は必要でしょう。

ただ、色々なデータは話しも転がっているこの時代。

しっかりと症状に合わせた飼い方は考える必要はあります。

中々自分では判断出来なかったり、分からない部分も多いとおもいますので、

小さな事でも構わないので、困った事があれば一度ご相談下さい。

 

今回もアトピーのお話し。前回の続きですが、

最近では小児アトピーを経験してないのに、突然アトピーを発症する人が増えてきています。

主な原因としては、

1・ストレス:精神的ストレス(最近では結婚、失恋、進学、転職、就職などの環境の変化で

アトピーになるケースが増えてきいる)や身体的ストレス・気温(暑さ、寒さ)・気圧の変化

2・アレルゲン:花粉・ダニやハウスダスト・細菌やウイルスなど

3・遺伝:アレルギー体質が片親にあると約30%、両親だと70%の子供にアレルギーの

症状が起こるというデータがあります。

しかし、両親にアレルギーがない子供にも20%、両親共にアレルギーがある場合でも

30%はアレルギー症状がでていません。

4・化学物質:新車や新築の家によく言われるホルムアルデヒト、トイレの芳香剤に含まれる

パラジクロロベンゼン、PM0.1や黄砂など

5・食生活:暴飲暴食による毒素の蓄積(アルコール、たばこ、重金属、化学調味料、

添加物、農薬、砂糖など)

6・生活環境:運動不足、夜更かし、夜遅くの食事、栄養過多など

これらが原因となって、小児アトピーを経験してないのに、突然アトピーを発症する人が増えてきているのです。

 

なぜアトピーはリバウンドしてしまうのか?

アトピー性皮膚炎では、ステロイドやプロトピックを使っても状態が悪化して、

苦しんでいる人が多いのが現状です。

悪化してしまう理由として、次のような事があります。

●日常的に使用している合成界面活性剤

日常的に使用している合成界面活性剤が入ったシャンプーやボディソープ、

化粧品なども皮膚を刺激し、炎症や痒みが襲い掻き続けることで皮膚のバリア機能の低下を起こします。

すると、以前にも増して原因物質が角質層を超えて体内に侵入し、痒みと炎症が酷くなるのです。

●ステロイドによるリバウンド症状

アトピー治療のためのステロイド、これのせいで本来の副腎皮質機能が低下し、

免疫力も下がることで、突然ステロイドを止めてしまうと大きなリバウンドをしてしまうケースが多いです。

ステロイド(副腎皮質ホルモン)は元々副腎皮質で作られていて、

長期間ステロイド外用薬を使用することにより、本来副腎皮質で作られる

ステロイド(副腎皮質ホルモン)の量が減少します。

そして、急に使用を中止すると本来は副腎皮質から分泌されている

ステロイドホルモンが少ないため、炎症を抑えることが出来ずアトピー症状が酷くなります。

また、ステロイド外用薬を長期間使用することで、患部の免疫力を低下させているのです。

それにより、ヒスタミンを産生させることのを防ぐことで、炎症反応を抑えているのですが、

その状態で突然に使用を中止すると、患部にいる常在菌が繁殖し皮膚がジュクジュクした状態になってしまいます。

そのため、脱ステロイドを実行するには徐々に使う量を減らしていくことが重要となります。

ここまで色々とお話ししましたが、実際、原因の説明を受けて治療を行ている患者さんが、

少ないのも問題かなとも思います。

続きはまた次回。

こんにちは!丘整骨院代表の坂口です!

今回はアトピー性皮膚炎のお話し。

アトピーで悩んでおられる方、本当に多いですね。

しかし、悩んでいる方が多いのにも関わらず、実はあまり原因が知られていないのも事実です。

小さい頃からアトピーで悩んでいる方ほど、実は詳しく原因の話をされていない事が多いんです。

なぜか。

小さい頃は難しい話が分からないという事で、単純に薬を処方されて終わってしまい、

そのままの流れで、大人になってからも治療が継続されるからです。

で、その事を患者本人も疑問に思う事なく、過ごしてしまうのです。

しかし、それでは、治りません。

原因をしっかりと把握して、適切に対処する事によって初めてアトピーは治るのです。

肝心のその原因ですが、日本皮膚科学会ガイドラインでは、

アトピー性皮膚炎は表皮、なかでも角層の異常に起因する皮膚の乾燥と

バリアー機能異常という皮膚の生理学的異常を伴い、多彩な非特異的刺激反応および

特異的アレルギー反応が関与して生じる。

とされています。難しく書いてありますねー。

大きな原因を挙げると二つあります。

アトピー素因と遺伝的要因です。

アトピー素因とは、

・家族歴・既往歴(気管支喘息、アレルギー性鼻炎、結膜炎、アトピー性皮膚炎のうちいずれか、あるいは複数の疾患)
・免疫グロブリンE(IgE)が高値の2つで、

遺伝的要因とは、フィラグリン遺伝子変異です。

日本人のアトピー性皮膚炎患者の約3割弱にフィラグリン遺伝子変異がみられるとされ、

フィラグリンとは角層のバリア機能の形成や水分保持といった機能の蛋白です。

では、アトピー性皮膚炎とは何なのか?

一般的に言われているのが、元々アレルギーを起こしやすいアトピー素因を持っていることと、

皮膚のバリア機能が低下する事でダニやハウスダスト、

細菌やカビなどに弱く小さな刺激でも皮膚が過剰反応し、

かゆみと炎症を伴うのがアトピー性皮膚炎です。

アトピー性皮膚炎は、厄介なことに一度治まっても再発したり、

また、良くなったり悪くなったりを繰り返し、日常生活にも影響が出てしまうことです。

一般的に、6カ月以上(赤ちゃんなどの乳幼児では2カ月以上)続くとアトピー性皮膚炎と判断されます。

また幼児期には食物アレルギーや気管支喘息を併発している場合が多くあります。

そして、アトピー性皮膚炎のかゆみのメカニズムに関わってくるのが肥満細胞です。

聞きなれない名前ですね。

肥満細胞は骨髄でつくられ、移動し、分裂を繰り返して成長します。

この肥満細胞は炎症部位だけでなく、ほぼすべての臓器に存在していて、特に皮膚に多く存在します。

肥満細胞はヒスタミン・ロイコトリエン・ヘパリンなどの好酸球の顆粒を持ち、

細胞表面にB細胞が反応してつくるIgE抗体のレセプターがあります。

その為、血中のIgE抗体は肥満細胞の表面のレセプターに結合し、抗原に対して敏感になります。

その抗原が体内に侵入すると、肥満細胞からヒスタミンが放出され、

このヒスタミンが血管に作用し、透過性を亢進させ粘膜を充血させることで、血管内皮を拡張させて、

かゆみを引き起こすのです。

さらにアレルギー反応を促進させてしまうのが、

アセチルコリンによって放出されるプロスタグランジンです。

この物質は血管を広げて、また知覚神経を敏感にして、

痛みや発熱を起こして炎症反応を強くします。

アトピー性皮膚炎の原因は、遺伝によるものだというのが今までの治療業界では一般的で、

アトピーと診断する際には、家族歴、既往歴、親がアトピー素因を持っているかを基準にしています。

ところが、最近では小児アトピーを経験してないのに、突然アトピーを発症する人が増えています。

その辺りの話はまた次回。