今回はなぜアトピーが治らないかについてお話ししたいと思います。
アトピーの原因はお話ししましたが、原因が分かってなぜ治らないのか?
アトピーは不治の病なんかじゃありません。
治らない理由は、適切な治療ができていないだけです。
代表的なものとして、次のような事が挙げられます。
<間違っているアトピー治療>
①ステロイドやプロトピックなどの薬で治そうとしている
②タンパク質や脂質、糖質といった体に必要なエネルギーを過度に制限している
③痒みや赤み、浸出液に対する臨機応変の対処法ができていない
④正しいステロイドの塗り方・保湿選び・入浴法・汗の管理の指導がされていない
⑤脱ステ・脱保湿をして良い時期とダメな時期の指導がされていない
⑥そもそも治療する側がわかっていない
といった事が挙げられます。
ではどのようにしていけば良いのでしょうか?
肌の状態にもよるのですが、大事なのは、
①肌を潤わせる
②肌の内部の熱を冷ます
③肌を清潔に保つ
この3つは基本として意識する事が大事です。
1つずつ説明しましょう。
①保湿をして、乾燥から皮膚を守る事は、アトピーでない人でも重要な要素です。
アトピーでない人でも乾燥を放置すれば徐々に肌が荒れてきます。
肌荒れがきつくなれば、やがてひび割れ出血する人も居ます。
そうすると、次に説明しますが、炎症を伴い、どんどん悪化していきます。
②次に、アトピーが出ている肌に触れてみて下さい。
少しでも熱を持った感じがすれば、それは炎症が起こっている証拠の一つです。
本当に簡単に説明すると、炎症が起きれば、ヒスタミンなどの分泌物せいでさらにアトピーが悪化します。
ですので、それを抑える事が重要です。
③汗をかいてそのままにしてませんか?
アトピーでなくても、汗を放置すれば肌荒れが起こる人もいます。
しっかりと肌の汚れを落とし、清潔に保つ事が大事です。
どれも、「塗る」「洗う」「お風呂の工夫」など、1分間もあれば出来る事ばかりです。
これをしっかりと継続する事が何よりも重要です。
継続する事によって肌が生まれ変わるのです。
アトピーの方は総じて肌が弱っています。
まずは弱った肌をしっかりとケアしてあげ、さらにそれを継続する事がアトピー改善の第一歩です。